旅館・湯治宿
みかさや
湯治
の
過し方
鉄輪温泉はもともとは湯治場ですが、
さまざまな温泉文化が根付いているところです。
温泉文化として挙げられるのは、入湯はもちろんですが他に、
温泉暖房(温泉利用の暖房。当館も利用)
地獄蒸し料理(温泉蒸気による蒸し料理)
温泉の湯での洗濯(現在は行われておりません)などがあります。
この温泉文化を探しに鉄輪温泉をゆっくりと散策してみませんか。
また昨今ではリモートワークという新しい働き方もみられるようになってきました。当館ではネット環境も整えております。さらに数軒先には素敵なコ―ワーキングスペースも新設されました。
どうぞご利用下さい。
<鉄輪温泉の歩き方ガイド(一例)>
左の地図を参考にして下さい。
①みかさやを出発
→②洗濯場
昔洗濯機がない時代はここが共同洗濯場でした。
洗濯に適した温泉が出ていました(鉄分の少ない成分)
そしてここが女性の社交の場でもありました。
当館みかさやのすぐ隣にあります。
みかさやの創始者の祖母は若い時この洗濯場の隣で石鹸などを
売っていたこともあったそうです。
主婦が商売を始めた始まりはここからでした。
また洗濯槽に入る前の一番湯では野菜の洗浄も行っていました。
まさに生活に根付いた温泉利用です。
→③熱の湯
鉄輪で無料で入れる唯一の外湯。鉄輪の外湯は泉質が
どこも抜群に良いです。
→④富士屋ギャラリーはな也百(はなやもも) 喫茶室あり
明治時代に建てられた鉄輪の旧高級旅館の一つ。
老朽化のため再生工事を行い今は国の有形登録文化財になりギャラりーなどに使われています
→⑤鉄輪むし湯
鎌倉時代に時宗の一遍上人が拓いたとされる鉄輪の中心となる天然の蒸し湯温泉です。
まだ医療が発達していない昔、体の悪い人や足腰の悪い人などがたくさん集まり体を癒したといわれています。
今でも寝る床にセキショウという薬草を敷 いて効能をあげています。
→⑥湯かけ上人と旧蒸し湯跡
具合の悪い所、治ってもらいたい所を上人様に見立てひしゃくで温泉をかけて願掛けしてください。
また旧蒸し湯ですが平成19年に新しい現在の蒸し湯ができるまでは男女混浴で使用されていました。
今の蒸し湯跡には縮小されたモニュメントあります。
江戸時代からの石積みだといわれております。
→⑦渋の湯
外湯のひとつ。建て変わってきれいです.
観光客の方も100円のロッカーを使ってもらえば入れます。
ここの湯はかつては移り湯ともいわれ時間が経つにつれてお湯の色が変わっていました。
(現在はそのお湯とは違います)
なお鉄輪の外湯は大体において一遍上人が開いたとされています。
→⑧温泉山永福寺
鎌倉時代におこった宗教のひとつ時宗の開祖一遍上人のが開いたとされるお寺です。
時宗のお寺は大分県内ではこの永福寺だけです。
この鉄輪の温泉がいかにして一遍上人によって開かれたのかを描いた絵巻物があります。
その絵巻物をわかり易く紙芝居にして作りました。
→⑨地獄蒸し工房鉄輪
この辺で一休み。昼食もよいかもしれません。
お食事処はこの近くに色々あります。
また観光者向け及び外国人向けの案内所は
この上の道路を右に曲がった亀の井バスターミナルにあります。
鉄輪地獄蒸し工房で地獄蒸しを体験してみましょう !
ここで一休み
地獄蒸し工房で一休みした後はA,B2つのコースを考えました。
Aコース(鉄輪温泉探求コース)
鉄輪温泉をさらに深く探求していきます。
地獄蒸し工房鉄輪のすぐ下に足湯と足蒸し湯があります。そこで足湯、足蒸し湯を体験してみたりした後、
下記の通りに回ってみて下さい。
Bコース(地獄めぐりへコース)
地獄蒸し工房からさらに上に歩いて上がり地獄めぐりをする。
地獄めぐりには、白池地獄、鬼山地獄、かまど地獄、海地獄、山地獄などがあります。
血の池地獄、竜巻地獄はバスか車でいくことになります。
地獄めぐりは全部巡るのには丸1日はかかるので一部は次の日に回しましょう。
このあとはAコースを説明します。
→⑩大谷公園
地獄蒸し工房の奥側にある公園です。
温泉がよいということで別府の鉄輪温泉で療養され、
そしてこの地で遷化された西本願寺22世門主大谷光瑞師を記念して設けられました。
大谷光瑞師終焉の地といえるのです。
園内には光瑞師(すごい方です)の業績を讃えシルクロード探検隊の記念碑もあります。
又この公園に足岩盤浴も出来ました。ホカホカしますのでこれも楽しんでみて下さい
→⑪ひょうたん温泉の「湯雨竹(ゆめたけ)」
ひょうたん温泉の湯を冷却する竹の温泉冷却装置です。
98度の温泉を47度まで下げることが出来る画期的なものです。
別府で生産量の多い竹を使っていて環境にやさしいのも特徴です。
この辺りは、ひょうたん温泉やホテルの泉源がいくつかあり噴き上がる湯けむりをみるのは圧巻です。
→⑫鉄輪名物地獄蒸し豚まん
地獄蒸しに合うメニューとして旅館の女将さんが考えて作ったお店です。
今や鉄輪に来たら 一度は食べてみたいとまで言ってもらえるほどの名物となりました。
ハンバーガー感覚で歩きながらでも食べられます。
この後はひょうたん温泉か鉄輪むし湯にあるいは両方に入湯してみてはいかがでしょうか。
以上鉄輪の楽しみ方の1例をご紹介させて頂きました。
この他、植物に興味のある方は、少し歩いて上がれば大分県温泉熱花き研究指導センターがあります。
大分県が温泉熱で育てる様々な花や木を無料で観ることができます。